『筋トレ』と腰痛予防。20151109
おおやです、こんにちは!日中24度ほどに気温が上昇、湿度もあってムシムシするような今日の中区ですね。
さて、いささか唐突な表現となりますが『腰痛の予防』ということに関して、当院では、一般に思い浮かべられるような激しい腹筋や背筋のトレーニング(筋トレ)は、全く不要と考えます。
当グループ、大川カイロプラクティック専門学院の学院長・大川泰D.C.(Doctor of Chiropractic)も、その著書『臨床家のためのマッケンジーテクニック』(エンタプライズ刊)のなかで、こう述べております。
個人的にも、臨床経験上の実感も全く同様です。マッチョな男性でもフツーに、腰痛やっていますよね。
一般に、男性が女性よりも腰痛を訴えることが多いというのは、厚生労働省の行なっている国民生活基礎調査における、平成25年の『有訴者率』(人口千人あたりの自覚症状のある者の人数)からもうかがえます。
男性の有訴者率の1位が腰痛、女性では腰痛が2位となっていますね。これは平成22年の調査でも同じでした。
ちなみに、肩こりが男性の2位、女性の1位であることも、興味深いですね。
ほかにも例を挙げましょう。腹筋や背筋が、一般人よりもはるかに鍛え上げられているはずのプロのサッカー選手や野球選手でも、ときに重症の腰痛に襲われて休業(?)しているのを見受けますが、なぜでしょうか。筋トレでの鍛え方が足りないのでしょうか?
これと逆に、極端な例ですが乳幼児が腰痛で転げ回っていることなど、耳にしたことがありません。腹筋や背筋は鍛え上がっていないにもかかわらず、です。
こうした例においては、少なくともそうした筋群を、『鍛えれば鍛えるほど、腰痛予防に良い』という価値観は通用しません。
当院では腰痛の予防に関しては、施術により筋肉と、およびそれを支える関節の『柔軟性』を高め、維持していくことのほうが、筋肉を『鍛える』よりもよほど大切なことと考えます。
トリガーポイントへの施術によって筋肉や筋膜の柔軟性を取り戻し、カイロプラクティック療法で関節に動きの柔軟性を付けていきます。
そのうえで、キャット・エクササイズのような穏やかな体操を継続していけば良いのです。
どうしても、趣味的に『筋トレ』を行ないたいとおっしゃるのであれば、筋肉と関節の柔軟性を高めつつ、どうぞ気をつけながらお楽しみ下さい。『筋肉と関節の柔軟性』があれば、安全ですから(ケガもしにくくなります)。
しかしながら、腰痛がいったん治まってきたら、筋肉と関節の柔軟性を確保せずにいきなり、ジム等で腰痛の予防と称して『筋トレ』を始めてしまうかたがまだまだいらっしゃるのも、現実です。
このことについては、院でも機会があるごとに注意を喚起しています。『ジムで筋トレ、の前に(あるいは、それとともに)、筋肉・関節の柔軟性が大切ですよ』と。
※上記の見解は、適切な指導のもとに行なわれる筋トレや個人的な趣味としてのそれを否定するものではありません。
※施術効果には個人差があります。
さて、いささか唐突な表現となりますが『腰痛の予防』ということに関して、当院では、一般に思い浮かべられるような激しい腹筋や背筋のトレーニング(筋トレ)は、全く不要と考えます。
当グループ、大川カイロプラクティック専門学院の学院長・大川泰D.C.(Doctor of Chiropractic)も、その著書『臨床家のためのマッケンジーテクニック』(エンタプライズ刊)のなかで、こう述べております。
腰痛の予防法として、腹筋や背筋を強化することが奨められることが多い。だが、これは全く無駄である。姿勢を矯正するのは、本人の正しい理解に基づく意識のみである。 強い筋力をもった者が腰痛を起こしにくいのであれば、男性は女性よりも腰痛を起こしにくいはずであるが、これは現実に反する。一般に男性は女性よりも高い頻度で腰痛に見舞われる。(同著P.166より引用)
個人的にも、臨床経験上の実感も全く同様です。マッチョな男性でもフツーに、腰痛やっていますよね。
一般に、男性が女性よりも腰痛を訴えることが多いというのは、厚生労働省の行なっている国民生活基礎調査における、平成25年の『有訴者率』(人口千人あたりの自覚症状のある者の人数)からもうかがえます。
男性の有訴者率の1位が腰痛、女性では腰痛が2位となっていますね。これは平成22年の調査でも同じでした。
ちなみに、肩こりが男性の2位、女性の1位であることも、興味深いですね。
ほかにも例を挙げましょう。腹筋や背筋が、一般人よりもはるかに鍛え上げられているはずのプロのサッカー選手や野球選手でも、ときに重症の腰痛に襲われて休業(?)しているのを見受けますが、なぜでしょうか。筋トレでの鍛え方が足りないのでしょうか?
これと逆に、極端な例ですが乳幼児が腰痛で転げ回っていることなど、耳にしたことがありません。腹筋や背筋は鍛え上がっていないにもかかわらず、です。
こうした例においては、少なくともそうした筋群を、『鍛えれば鍛えるほど、腰痛予防に良い』という価値観は通用しません。
当院では腰痛の予防に関しては、施術により筋肉と、およびそれを支える関節の『柔軟性』を高め、維持していくことのほうが、筋肉を『鍛える』よりもよほど大切なことと考えます。
トリガーポイントへの施術によって筋肉や筋膜の柔軟性を取り戻し、カイロプラクティック療法で関節に動きの柔軟性を付けていきます。
そのうえで、キャット・エクササイズのような穏やかな体操を継続していけば良いのです。
どうしても、趣味的に『筋トレ』を行ないたいとおっしゃるのであれば、筋肉と関節の柔軟性を高めつつ、どうぞ気をつけながらお楽しみ下さい。『筋肉と関節の柔軟性』があれば、安全ですから(ケガもしにくくなります)。
しかしながら、腰痛がいったん治まってきたら、筋肉と関節の柔軟性を確保せずにいきなり、ジム等で腰痛の予防と称して『筋トレ』を始めてしまうかたがまだまだいらっしゃるのも、現実です。
このことについては、院でも機会があるごとに注意を喚起しています。『ジムで筋トレ、の前に(あるいは、それとともに)、筋肉・関節の柔軟性が大切ですよ』と。
※上記の見解は、適切な指導のもとに行なわれる筋トレや個人的な趣味としてのそれを否定するものではありません。
※施術効果には個人差があります。
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