首のコリ（トリガーポイント）と頭痛。
おおやです。今回は、頭痛の原因に焦点を当てて解説します。
具体的には、側頭部に感じる痛みが、ある特定の筋肉のトリガーポイント、すなわち痛みを引き起こす特定箇所から発生している場合についてです。
頭痛を引き起こす一因として、首の前側に位置する胸鎖乳突筋の緊張による硬化箇所があります。
この筋肉に生じたトリガーポイントが、頭部への痛みをもたらします。
この筋肉はイラストで示された通り、そのトリガーポイントから痛みが放射するエリアへ痛みが及ぶことを示しています。
このような痛みは、頭痛として認知されることが一般的です。
首や肩の凝りを考えるとき、多くの人が首の後ろ側の筋肉の凝りを思い浮かべますが、胸鎖乳突筋のように首の前側の筋肉が凝ることも、実はよくあります。
この筋肉のトリガーポイントは、特定のマッサージ技術によって緩和することができます。
実際に、最近当院を訪れた患者様も、この方法でトリガーポイントの緩和が行われ、頭痛が大きく改善されました。
首の前側の筋肉にストレスがかかると、トリガーポイントが発生しやすくなります。
これは、斜角筋という近接した筋肉にも見られ、実際の治療では両筋肉を注視して対応します。
首が、重い頭を支えるために常に働いているため、目の疲れなども首の筋肉の凝りを引き起こしやすいと言えます。
病院での検査で特に異常が見つからないにも関わらず、長年の頭痛に悩んでいる方は、首の筋肉の凝りによる痛みが原因かもしれません。
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