肩こりとトリガーポイント。
院長のおおやです。今日は当院で訴えの多い「肩こり」とトリガーポイントとの関係について解説させていただきます。
トリガーポイント、特に肩の凝りに関連するものは、通常、菱形筋や棘下筋、頚板状筋などでよく見られます。
これらの筋肉は、肩の凝りにおける主な例であり、実際にはこれら以外にも多くの筋肉が凝ることがあり、状況によって異なります。
特に注意すべきは、自分では凝りを感じていない場合です。
例えば、五十肩は、慢性的な肩の凝りが長期間にわたって無視された結果生じることが多いです。
自覚がない場合、肩周辺の筋肉の凝りが知らず知らずのうちに蓄積しやすく、強い凝りや痛みが発生して初めて気づくことになります。これは非常に厄介です。
一般的に、男性において「無自覚な肩凝り」がよく見られます。
その理由は、当院に初めて来院される方々が、腰痛や背中の痛みなど別の症状で訪れるケースが多いからです。
体格ががっしりとしている人にこの傾向があるかもしれません。
頭の重さ5～6kgを支えることによる軽微な肩や頚の筋肉の凝りが、自覚されないこともあり得ます。
先に挙げた筋肉の中でも、菱形筋は自覚の有無にかかわらず、肩凝りに関連するトリガーポイントとしてよく見られます。
日常生活での腕の使い方が、この筋肉に負担をかけ、肩や背中の凝りを引き起こす可能性があります。
肩凝りを診る際には、トリガーポイントの確認が重要です。
これらの点が解消されると、肩甲骨の動きが柔軟になり、呼吸が楽になり、姿勢を改善しやすくなります。
重要な筋肉群であると言えます。
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